【お墓参りから考えた人との繋がり】(藤丸・東京)


こんにちは、藤丸です。

近所にあるベンチで珈琲を飲んで過ごす昼下がり。視線のその先にはお墓があります。

お墓参りに来る家族がいて、お墓参りに来る初老男性がいて、お墓参りに来る誰かがいて。

ふと自分が死んだ後のことを考えて、自分の墓には誰が来てくれるだろう。自分の葬式には誰が来てくれるだろう、と空想した。

誰が自分の死を悲しみ、生前に関わりを持った時の記憶を思い出し、涙してくれるだろうかを考えた。

現代社会は、昔に比べて生きているうちに関わりを持つ人の数も増えたし、顔を知らずに関わりを持つ人も増えた。

そうした薄い繋がりの中で、どこの誰かもわからないような人に悩まされたり、傷つけられたりするようになった。

画面越しに存在するかもわからない人達に気を遣い、本当に大切にすべき人達にちゃんと向き合えているだろうか。

自分の墓に来てくれる人達のことを空想した時に、脳裏に浮かぶ人達があなたにとって大切な人達。

それ以外の人間関係なんて、本当はどうでもいい。ましてや存在するかもわからない画面の向こうにいる人達のことなんて、考えたり悩んだりする必要もない。

あなたが死んだ時に、誰が墓参りに来てくれますか。誰があなたと過ごした時間を思い出して泣いてくれますか。そうして思い浮かんだ人達を大切にできていますか。

藤丸

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